長い自己紹介

目次

仕事に対するポリシー、ミッション

地元である宮城県遠田郡涌谷町で幼少期から過ごし、学生時代を経て、順調に20歳で就職しました。時は過ぎ、今では24年以上が経ちました。当時私はサラリーマンで若く、目の前の仕事に対して、右も左もわからないままただただ作業していました。その頃、スケジュールをきちんと管理することもなく、計画なしに目の前の仕事を淡々と対応していくなど、「管理」としての体制をまったくもって意識していなかったのを覚えています。

今の私の立場は、人に指示を出したり「情報や時間の管理」をしたりと、周りの調和役や進行役を担うことが多いため、当時の無鉄砲さは恥ずかしい限りです。

しかし、そんな無鉄砲な部分も言い換えれば「攻めの姿勢」であり、歳を重ねるとこの攻めの姿勢がだんだんと「守りの姿勢」に変わってきます。

今の私から当時の私を俯瞰的に見れば、「まったくもってやれていない」と思うかもしれません。しかし、当時の私は、初心の情熱に満ちており、勢いがありました。その頃の私でなければ発揮できない熱量でした。これは絶対に忘れてはいけない出来事であり、いつも振り返ったり、この頃の初心・無鉄砲な情熱を意識するようにしています。

ウェブの仕事

ウェブの仕事のニーズは、「作成」から「運用」にシフトています。私自身、20年前は「ウェブデザイナー」として仕事をしていました。現在のウェブにおけるミッションは、単に見た目の美しさを追求することではなく、売上向上・サービスの向上など経営の傍らに存在する仕事です。

ウェブサイトを作ること自体が目的になってはいけません。その先の、本当の目的を達成するための手段です。目的を達成するためのビジネスパートナーとしてあるべき姿を常に模索しています。

経営スタンス

2002年に個人事業として独立をし、2007年に法人化をしました。20年以上経営者として過ごしてきました。

日本の法人の存続率は数パーセントと言われる中、よく「すごいですね」と言われることも多いのですが、継続や撤退の理由はさまざまあると思います。規模を大きくすればコストや規模のリスクを伴いますし、かといってフリーランスの規模では、こなせる仕事と成長の伸びしろに限界があります。

ビジネスにおける全てが、バランスだと考えています。立ち位置、関わる人々、場所、スキル、人脈、生活スタイルなど、あらゆるバランスがフィットすると無駄なく自然体な経営ができると思っています。戦略的ではないのですが、このバランス感覚に対する嗅覚や方向性にムリがないため、20年以上の年月を重ねることができました。

裏を返せば、バランス感覚が悪い場合、経営・ビジネスの永続性に影響するのだと考えます。

「飛躍」と言う言葉は苦手です。羽ばたいてしまうと、いつかは必ず下降を伴います。死ぬまで上昇できれば文句ナシですが、飛躍し続けるバランス感覚は永遠の課題です。

持論では「低空飛行」が理想です。いつでも着陸できるし、がんばればちょっと上昇できます。

2021年7月に、涌谷町の広報誌に掲載いただきました

Era Web Architectsのライブ配信に出演しました

2023/03/24 にライブ配信 Era Web Architects #123
テーマ: 飛躍ではなく低空飛行が理想
ゲスト: 赤間公太郎

Era Web Architects #123

講師という仕事

仙台市内の専門学校で、2007年より非常勤講師の仕事をしています。その職場は出身校でして、卒業後にも関われることは特別な縁を感じます。学業の仕事は「教育」と「専門知識」の両面があるのですが、言い換えると「人間力」と「技術力」の指導です。人に教えるには3倍の知識が必要、という理念でこれまでやってきているのですが、こういった仕事に携わることにより、自身のスキルアップや人間力向上の一助になっています。

難しいけれど、実に面白い仕事です。

こういう人と仕事をしたい

私自身の仕事スキルや、会社の仕事の規模に見合った案件を得意としています。

  • 大規模案件はちょっと手に負えない(会社規模と割けるリソースの都合)
  • フットワーク軽くいきたい(まずはやってみよう、から)
  • 稟議は速いほどよい(スタートしないとはじまらない)
  • 意思決定者と話したい(無駄な稟議伝言ゲームは避けたい)

新しいことにチャレンジさせてくれる仕事が嬉しいです。仲の良いお客さんにはよく「格安でいいので実験台になって!」とお話します。私自身が聞きかじった知識や、新しく調達した道具、機材を試したいことが多く、実戦投入がしたいのです。

しかし、こういった鉄砲玉的思考には、当然ミスや期待はずれの結果、何度もやり直しなどのリスクが伴います。しかしながら、新たなチャレンジのチャンスでもあります。そういった部分を含めて理解してくれる人には、「貢献したい」「もっとがんばりたい」と思えるものです。

失敗を恐れず、寛容で理解のある人と仕事がしたいと常に望んでいます。そういう人には、持てるスキル・アイデアで最高のお返しをします。

こういう人はちょっと苦手

苦手なタイプは、「業者として扱う」人です。あとネチネチ言う人。失敗を恐れる、慎重すぎる姿勢はときに人をネガティブな感情に巻き込んでしまいます。ネガティブな感情からは、守りの姿勢しか生まれません。

「いや、」「だって、」「でも、」が多い人は苦手です。

効率化について

性格的なものが強いのですが、「効率化」が大好きです。例えば書類のファイリングや仕分けなど、単調な作業であればあるほどパターンを見つけてはリアルタイムに改善をこなします。何度も同じ繰り返しをするわけですから、少しでも手間を省いた方がいい、ミスをなくした方がいい、早く終わる方がいい。常にそんなことを考えて仕事をしています。楽することは正義です。

パソコンで何度も入力する名前や住所は、生涯何百回何千回と入力します。こういったものは、アプリの単語登録すれば済む話です。私達の当たり前は実は不便で非効率なことが山程あります。しっかり向き合い、改善すべきです。「人生ソンしてた…」を見つけることが第一です。

効率を極めるということは、時間と精神的健康、肉体的を健康を確保することにつながります。

仙台で仕事をするということ

出身は宮城県の県北「涌谷町」です。幼少期から過ごし、専門学校、就職した企業まで、涌谷町から通いました。

その企業を退職時、いったん仙台(宮城県)を離れることも考えましたが、仙台という土地柄が好きで、結局移住はせずに残りました。住み慣れた土地というものはいいものです。実家にすぐに帰れるというも一つの親孝行の形でもあります。

デザイナーとして働いていた会社で、お世話になったクライアントとは今でもお付き合いがあります。ウェブの仕事(作業)は場所を問わずどこでもできるのですが、物理的な距離に起因する「近くにいる安心感」は貴重なものです。このあたりが仙台にこだわる理由かもしれません。

趣味・嗜好

さまざまな趣味を経て今に至ります。よく「パソコン詳しいですよね」「仕事が趣味ですよね」などと言われますが、私の家にパソコンはありません。毎日ノートパソコンを持ち歩いて(持ち帰って)はいるのですが、家で開くことは稀です。子供や家族と過ごす時間でめいっぱいなんです。

趣味としては、昔は車のカスタマイズ、楽器(ギター、ベース、ドラムなど)が好きでバンド活動をしたりと、興味が少しでもあれば経験、体験をしていました。

ここ数年の趣味で言えば「クレジットカード」と「飛行機」と「買い替え」が趣味です。

クレジットカード

いわゆる「ポイ活」なのですが、はじめはコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)でどの支払い方法をすれば一番得なのか、を考えそれぞれに特化したサービスやクレジットカードを作り使い分けたのがきっかけです。

好きが高じて、今では70枚を超えるカードを所持しています。

飛行機

ポイ活を行っていると、その価値や魅力に魅せられたどり着くのが「マイル」です。楽天ポイントは1ポイント=1円なのですが、1マイル=2円以上をはじき出し、国際線のビジネスクラスやファーストクラスにおいては、1マイル=15円という価値にも昇華します。

この変動するレバレッジこそ、マイルの魅力です。マイルを貯めて海外旅行をたくさんしました。

2013

  • ハワイ
  • グアム
  • 台湾
  • 韓国
  • タイ
  • ニューヨーク
  • インド
  • ドイツ
  • アメリカ

各国に、マイルを使ってほぼタダ旅をさせてもらいました。

買い替え(アップデート)

好きなものは「業務用」

「趣味は何ですか?」の答えに対し、最近は「買い替え」とお話することが多くなりました。例えばキッチン用品。皿、器、カトラリーは100円ショップでも品質の良いものを買えますし、ニトリやイケアに行けばデザイン性の高いものもたくさん手に入ります。

目的にあったものが最良ではあるのですが、何かを手にしたとき、「もっといいものがあるはず」と比較対象をすぐに作りがちです。そのジャンルにおいて自分の中で比較対象がなくなり、これ以上のものはない、と感じたときに手にするものの最高峰を感じられます。もちろん、高価なものは良いものであることが多いのですが、ここで言う比較対象は、金額ではなく「自分にとっての最良か」がポイントです。

身の回りのものを揃えていくと、その最高峰は業務用にたどり着くことが多々あります。例えば最近、フォーク、ナイフ、スプーンなどのカトラリーをごっそり買い替えたのですが、最終形態は遠藤商事の セピアヘリテイジ シリーズでした。

食器は無印良品を愛用していて、満足するとまた違う何かを求めて、Francfrancだったり雑貨屋のものだったりといろいろと試すのですがイマイチ定着しません。あるときイタリアンバルで目にしたセピアヘリテイジに惹かれ揃えて愛用するようになりました。「お気に入りのバルと同じアイテムで雰囲気や演出を感じる」という付加価値が加わり、質の良い商品や高級品という商品そのものが持つ価値に加え、情緒的な価値が味わえる、それが業務用のひとつの価値として感じています。

思考術

めんどくさい、がすべての原動力です。「極力何もしない」を意識し「いつも何度も行っている作業を楽にしたい」。真逆で矛盾しているように思いますが、この2つは両立が可能です。仕事を行う上で非常に大事な考え方です。

例えば、自分の名前や住所は生涯のうちに何百回とキーボードで打ちます。毎日打っていれば慣れてきますなんの疑問も苦痛も感じなくなります。しかしこの慢性的で非効率な状態を抜け出すには、常に見直す姿勢が大事です。いかにやらないか、を考えるべきです。

私は25年以上仕事でMacを利用しますが、お気に入りのアプリにKeyboard Maestroがあります。このアプリはいわゆる”マクロを組む”ものなのですが、エクセルのようなものと違い、キーボードやマウスの一連の操作をあらかじめセットしておき、実行させるといったことをさせたり、わずかなキータッチや操作で、あらゆる入力操作を自動化したりなど、これまで人が地道に、さらに非効率で行ってきた操作から一瞬で開放してくれます。結果…時短、省力化、ミス軽減に繋がり仕事の効率も向上します。

苦労することが正義とは限らない

料理をするとして、飴色玉ねぎを作るのに弱火でじっくりと、何十分もフライパンに向き合う必要があります。しかし、電子レンジを使うと、ものの数分で同じクオリティのものが作れます。

ここでのポイントは「苦労」ではありません。「水分を素早く飛ばす」ということにあります。科学の力で解決するなら「苦労」はすっ飛ばしていいと思うのです。

しかし「結果が大事」なものと「プロセスが大事」なものは意図が異なります。「何十分もフライパンに向き合う」ことが重要なのであれば、正解はそれになります。

どっちも正解、から最適解を都度選ぶ思考が大事です。

在庫という考え方

在庫が好きです。家の理想は倉庫やコンビニ。「業務用」が好きなのかもしれません。消耗品に関しては、次のサイクルのための在庫は必ず確保しています。安心の過剰摂取にもなり得るのですが、増えた在庫を整理する片付け術も同時に身につきます。

また、物理的な在庫以外にも、スキルの在庫ストックも重要です。それは知恵だったり知識だったりします。精神的、知識的にも余力がある状態で仕事に望めば、考える幅や柔軟性が広がります。こういった理由により「在庫」という概念が好きです。

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